梅の花の撮影って難しいですよね。でも色んな撮影方法があって撮っていて楽しい被写体でもあります♪
早いところでは1月下旬から咲き、2月〜3月には色んなところで梅の花が見頃を迎えるので撮影も一気に忙しくなってきますね。
香りも合わせて五感に訴えかけてくる被写体なので梅の香りがし始めると一気に過去の思い出がフラッシュバックしてくるような、記憶に残りやすい被写体です。
今回は梅の花の撮影方法の中でも特に「幻想的に」撮影する方法について色々考えてみましたのでご紹介します♪
CONTENTS
幻想的な梅の撮影方法 マクロレンズ編
近くの公園の梅の花などでも幻想的に撮影しやすいマクロレンズでの撮影方法からご紹介します。
基本編〜近づいてボカして撮影
マクロレンズ撮影の基本も基本といった感じですが、梅の花に近づいて、f値は開放(f2.8など数字を小さい設定にして)で撮影してみましょう。
この時花びらそのものが主役となるので、花びらの形が美しいものをとにかく探しまくります。
撮影以上にこの「美しい形の梅の花びらを探す」作業の方が結構時間がかかったりしますが、一番大事な部分なので街に出てモデルさんをスカウトするくらいの気持ちで一際美しく咲いている花びらを探しましょう。
幻想的に撮影する為には「非日常感」を演出してやると良いので、背景をしっかりと整理していらない枝や人工物が映り込まないようにし、梅の花のピンクを背景色にもってくるなど、「日常」であまり出会わない組み合わせの色合いで撮影すると「幻想的」な雰囲気を演出しやすいかと思います。
構図は定番の3分割構図などでも十分絵になってくれますよ♪
撮影ポイント
- 梅の花に近づいて撮影
- f値は開放で撮影して背景をボカす
- 一際美しく咲いている花びらを探す
- 背景にいらないものが映り込まないように整理する
- 背景の色味にも気を配る
- 3分割構図など構図もしっかり考える
応用編 〜梅の蕾を副題にして撮影
応用編では梅の花の副題になるものも合わせて考えてみましょう。美しい花びらを撮影するだけでも綺麗ですが、同じような写真ばかりになって少しものたりなさを感じますよね。
そんな時にオススメなのが「梅の花の蕾」を副題にする事。可愛いらしくフワフワとした花びらに艶感のある蕾が非常に良いアクセントになってくれて、「梅の花のアクセサリー」のような写真が撮れますよ♪
ただ美しい花びらを探す以上に探すのが難しいので、2〜30分ひたすら美しい花びらと蕾を探して徘徊している事もしばしば。。。笑
梅の花の絶対数が多い梅の名所などに出かけての撮影がオススメです。
撮影ポイント
- 梅の花に近づいて撮影
- f値は開放で撮影して背景をボカす
- 一際美しく咲いている花びらを探す
- アクセントになる蕾も一緒に付いている花びらを探す
- 背景にいらないものが映り込まないように整理する
- 背景の色味にも気を配る
- 3分割構図など構図もしっかり考える
応用編 〜ハイキーで撮影
「幻想的」な表現をするには目で見える「日常」から少しずらしてやる必要があるので、適正露出よりもハイキー(明るく)で撮影してみましょう。ハイキーで撮影する事で梅の花びらのフワフワとしたかわいらしさを全面に押し出す事ができます。
ハイキーで撮影するためにはシャッタースピードを長くするかISO感度を上げて撮影しましょう。
ISO感度を上げるとノイズがのってしまうので、シャッタースピードを長くしての撮影がベターですがマクロ撮影の場合は非常に被写体ブレをおこしやすいので風が収まるのを待って撮影するか、ずっと風が吹いていてどうにもならない場合はISO感度を上げて撮影しましょう。
撮影ポイント
- 梅の花に近づいて撮影
- f値は開放で撮影して背景をボカす
- 一際美しく咲いている花びらを探す
- 背景にいらないものが映り込まないように整理する
- 背景の色味にも気を配る
- 3分割構図など構図もしっかり考える
- シャッタースピードを長くorISO感度を上げてハイキーで撮影する
応用編 〜ローキーで撮影
「日常」からずらした表現をするためには明るく撮影するハイキーの逆でローキー(暗く)で撮影するのも有効です。
ローキーで撮影する場合には梅の妖艶な雰囲気を強調するような印象になるので、かっこ良い形をした梅の枝をバランスよく入れると絵になってくれますよ♪
枝を入れながら雑多な印象にしないためには花びらの向きと枝の流れる方向を揃えて画面全体の力の流れを一つの方向にまとめるとまとめやすいです。
ローキーで撮影するためにはシャッタースピードを短くして撮影しましょう。f値開放で撮影している分、日中だとシャッタースピードを短くしきれない場合もあるので、そんな時はNDフィルターを利用して暗く撮影しましょう。
渋く妖艶な雰囲気の写真になるので定番のピンクの梅以外にも、白い花びらの梅などにも目を向けてみましょう。純白の花びらに緑色の蕾や黒い枝が良いアクセントになってくれますね♪
撮影ポイント
- 梅の花に近づいて撮影
- f値は開放で撮影して背景をボカす
- 一際美しく咲いている花びらを探す
- 背景にいらないものが映り込まないように整理する
- 背景の色味にも気を配る
- 3分割構図など構図もしっかり考える
- シャッタースピードを短くしてローキーで撮影する
- 美しい枝や蕾をバランスよく入れる
幻想的な梅の撮影方法 まとめ
幻想的な梅の撮影方法マクロレンズ編でした。少しでも梅の花の撮影の参考になれば幸いです♪
広角〜望遠バージョンも作例が溜まってきたらいつかまた更新しようと思います。
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