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鬼ヶ城とは
「鬼ヶ城(おにがじょう)」は三重県熊野市木本町にある定番観光名所。熊野灘の荒波に削られてできた海蝕洞が地震によって隆起し、複雑な形状の奇岩絶景を作り上げています。
複雑な海蝕洞は熊野灘に面して1.2kmも続き、各所の奇岩にはそれぞれ特徴的な名前が付けられていて一日中散策していても楽しめるような絶景スポット。
「鬼ヶ城」という名前の由来は平安時代、熊野の地に住み海を荒らして廻り鬼と恐れられた海賊「多娥丸(たがまる)」を桓武天皇の命を受けた坂上田村麻呂が征伐し、その伝説に基づいて「鬼の岩屋」と呼ばれるようになったそうで、それが後に「鬼ヶ城」と呼ばれるようになったといわれています。
国の名勝・ユネスコの世界遺産
「鬼ヶ城」は同じ三重県熊野市にある「獅子岩」と共に「国の名勝」に登録され、「ユネスコの世界遺産」にも登録されています。
国の名勝
- 指定日:1958年指定
- 指定名:熊野の鬼ヶ城附獅子巖(くまののおにがじょう つけたり ししいわ)
ユネスコの世界遺産
- 登録日:2004年7月登録
- 登録名:紀伊山地の霊場と参詣道
三重県の絶景スポット一覧は下記記事にまとめています。
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【絶景まとめ】三重県の絶景スポット17選
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撮影スポット情報
撮影スポットMAP
- ○:撮影スポット
- P:駐車場
撮影スポット基本情報
所在地 | 三重県熊野市木本町1835-7 |
---|---|
料金 | 無料 |
定休日 | 無休 |
営業時間 | 24時間自由 |
駐車場 | 有(無料) |
トイレ | 有 |
三脚 | 使用可 |
注意事項 | - |
公式HP | 世界遺産鬼ヶ城 |
撮影スポットへのアクセス
車でのアクセス
- 「熊野大泊IC」から車で約1分
撮影記
本当は「獅子岩」の朝日の撮影前に「鬼ヶ城」で天の川撮影するつもりががっつり爆睡しちゃったので「獅子岩」の後に朝の「鬼ヶ城」を撮影に行ってきました。
土砂崩れでまさかの通行止め

「鬼ヶ城」の駐車場は鬼ヶ城センター前にあるんですが、「ホテルなみ」のあたりから「鬼ヶ城センター」までの道が土砂崩れでまさかの通行止め。

新聞記事にもなっていて、5月21日に発生した土砂崩れのようで、幸いにも怪我人はいなかったようです。風景写真やっているとこういう自然災害で通行止めになっている事って結構な頻度であるんですけど、こんなのがいきなり頭上から降ってくるって考えたらほんと怖いですね。。。
6/5には片側通行可能になっているようです。(参考:東紀州観光手帖)
徒歩では行っても良さそうな雰囲気だったので、「ホテルなみ」の駐車場に停めさせてもらい「鬼ヶ城」へ徒歩で向かいました。

しばらく歩くと「鬼ヶ城センター」が見えてきました。本来はここの駐車場に停める事が出来て、鬼ヶ城までも徒歩数分で行けます。この時は「鬼ヶ城センター」は休業中でした。

SS 1/250 / f 11 / ISO 100 / 17mm
Canon EOS 5DS R / EF16-35mm f4L IS USM
「鬼ヶ城センター」から徒歩2〜3分程でまずこんな奇岩が出迎えてくれます。岩の感じがなんとなく鬼っぽくも見えて早くも鬼ヶ城感がほとばしっています。

SS 1/250 / f 13 / ISO 100 / 16mm
Canon EOS 5DS R / EF16-35mm f4L IS USM
更に2〜3分歩くと写真映えすると人気のスポット「千畳敷」に着きます。
まさに鬼の基地のような洞窟。自然の造形美を感じますね。この日はこの場所をメインにひたすら撮影。
この時間帯は未だ太陽も低く画角に入ってくれるので盛大に出るフレアとゴーストと戦いながら色んな角度を思考錯誤してました。
洞窟内にはちょうど良い感じに水溜りもあるのでリフレクション撮影も楽しめます。
16mmの超広角レンズでも捉えきれない程の大きな洞窟で、リフレクションもしっかり入れながら全体を写そうと思うと14mくらいは必要そうですね。
16mm以上の広角レンズは未だ持っていないので、出来るだけ全体を写そうと壁際にぴったりくっつきながら夢中で撮影していたら髪の毛が砂まみれになっちゃいました。
この日は一日中髪の毛から湧いて出る砂に萎えまくりだったので皆さんは撮影時注意して下さいね。

SS 1/1000 / f 13 / ISO 100 / 16mm
Canon EOS 5DS R / EF16-35mm f4L IS USM
鮮やかな青空と青い海が気持ち良い日でした♪
夏!って感じですね。
ネットで「鬼ヶ城 天の川」とかで検索するといくつか写真が出てくるんですが、ここは天の川撮影や星景撮影でも人気のスポットです。この日は快晴で絶好の天の川日和だったんですが、こんな日に爆睡しちゃうとかまさに無能の極みっ。。。!

SS 1/800 / f 13 / ISO 100 / 16mm
Canon EOS 5DS R / EF16-35mm f4L IS USM
暗めに撮って洞窟を完全にシルエットにして撮影。こういう時って明るく撮ると太陽が白飛びするし暗く撮ると洞窟部分が黒つぶれするしでどう撮ったものか悩ましいですよね。
基本は太陽と空が白とびしすぎないように撮影するんですけど、これだけ明暗差があると後から黒つぶれした部分を現像で持ち上げるとかなりノイジーになっちゃうので、私の場合ブラケティング撮影して色んな設定で撮影しておきます。
最終的にはHDR合成するのが一番良さそうですが、私はめんどくさがりなので白飛びと黒つぶれが丁度良い塩梅で撮れた写真をピックアップして現像するようにしています。

SS 1/200 / f 13 / ISO 100 / 16mm
Canon EOS 5DS R / EF16-35mm f4L IS USM
太陽を画角から外して撮ると岩の色も空や海の色もしっかりと出てくれるんですけど、やっぱり太陽がある方が印象的ですね。写真の難しいところです。

SS 1/100 / f 13 / ISO 100 / 16mm
Canon EOS 5DS R / EF16-35mm f4L IS USM
この日は他にも撮りたい絶景スポットがあったので、「千畳敷」で一通り撮影を楽しんだ後はその次のスポット「猿戻り」というところだけ撮影して引き返しました。
一度端から端まで行った事あるんですが、ずう〜っと色んなタイプの奇岩が続いていて、しっかり撮影しようと思うと「鬼ヶ城」だけで一日楽しめちゃいそうなくらい撮っていて楽しい場所です。
いつかスケジュールに余裕がある時に一日中撮影してみたいですね。
撮影記まとめ
天の川は撮り逃しましたけど日中も美しい絶景スポットでした♪
いつか天の川リベンジしてきます。
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